平口豊次郎商店/商品詳細ページ

20年来の友人である、ワインメーカーのジェフリー・フィンクと建築家のビル・ケイツ(ビル・ゲイツではありません)は、「高貴な葡萄こそが世界に通用するワインを生み出す」と、頑なに信じ、ヴァージニア州よりカリフォルニアに移住し、ワイナリーを興しました。1997年のことです。彼らが選んだのはサンタマリア地区。ピノ・ノワール、シャルドネにおいては特に優れた地域として名前が知られている所です。葡萄の生育期には、豊富な太陽の照射を受けることにより十分な糖分が生成されます、夜には気温が下がり、朝には霧が立ち込めるため凝縮した色と複雑な味わいが生まれます。これほどワイン造りに適した気候は世界でも稀です。タンタラワイナリーが追求し続ける、「高貴な葡萄こそが世界に通用するワインを生み出す」というコンセプトにそのまま当てはめることができるのです。
彼らは周りの優秀な畑より葡萄を購入し、ワインを造ります。樽はDRCと同じフランソワフレールとルソーを使用・・・。以前、ワイナリーを訪れた際のことですが、オフィスの隅に数え切れない程のロマネ・コンティーの空き瓶が転がっていたのです。聞くと「我々はDRCにも劣らぬワインを造ることを目標としていて、新作が出来るたびにDRCと比較試飲している。」とのことでした。そんな妥協なき彼らの成功は早くも訪れます。初レイティングから僅か二年目にして6つものアイテムがRP90ポイント以上をマーク(ワインアドヴォケイト誌2004年8月号)し、一躍プレミアムプロデューサーの仲間入りを果たしました。
タンタラというネーミングはオーナーのビル・ケイツがかつて所有していた馬の名前です。名馬が象徴する「上品」「優美」「力」と、タンタラ号の「長命」は、彼らが造るワインに共通する特質としてワイナリー名とエティケットの絵柄に著されています。フラッグシップのエヴリンを筆頭に、ピゾーニ、ターリー、ディアバーグ、ビエンナシードといった、確かな醸造技術を持つ生産者にしか果実を売らないカリスマ的人気を誇る畑おオーナーたちは、「タンタラこそが自らの葡萄の持ち味を最も見事に表現する」と絶賛しています。今では葡萄栽培農家が、タンタラにワインを造って欲しいと葡萄を売り込みに来るほどです。
毎年、期待を裏切らないタンタラにはこのような裏付けがあります。